iPad 第10世代の使用1ヶ月レビュー

あけおめ。

 

yukiriya.hatenablog.com

 

僕の周りでも反響が大きかった(当社比)iPad第10世代の初期レビューから1ヶ月経ちました。

そんなiPad第10世代を1ヶ月使ってみた感想を適当に書いていこうと思います。適当です。

①思ったよりも重い

僕は同じ11インチクラスのタブレットとして、11インチiPad Pro(M1/第3世代)を持っていますが、こいつと比較すると明らかに分厚くて重いです。

でも実はサイズと重量を比較するとそこまでではないんですよね。厚さ1.1mm、重さ11gの違いでしかありません。

しかしこの微妙な差が実は大きいです。

 

重さは置いといて、厚さの部分だけに注目すると、iPad 第10世代は11インチiPad Proと比較して実に1.2倍近くになります。こう聞くと結構違うなと思う人も出てくるのではないでしょうか?

 

それでも分からんわ!って感じなら実店舗で確かめてみるといいと思います。しかしこれには1点注意点がありまして。

iPadを裸で使う人って僕の感覚ではあまりいない気がするのですが、大体ケースをつけて使いますよね。実店舗で確かめられるのは裸の状態のみです。

ケースをつけると当然ながら厚みと重さは増えます。そして何より、実物が分厚い方がケースも分厚くなるのは当然です。

なので、先程は無視した重量の項目も、ケースの肥大化(大袈裟?笑)まで考慮に入れると、30〜50gくらいの違いになってしまいます。

 

つまり、裸の状態だとケースをつけている時と比較して、サイズや重量感の違いに気づきにくいと思っています。実店舗で軽く見て、「なんだこれ変わらんやん」ってなったとしても、そこまで考慮した方がいいと思います(多分難しいけど)。

 

まぁ元々無印のiPadって、ディスプレイがフルラミネーションじゃないので他のモデルと比べて分厚いんですよね。この厚みをどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、僕は思ったよりも分厚く感じることが理由で、このiPad第10世代はほぼ家の中専用端末と化しています。多分セルラーモデルだったとしてもそんな持ち歩かんかな。mini6で十分。

 

②対応ケースがまだ少ない

これは発売されて間もない製品なら仕方ないし、時間が経てば揃うと思うのでいいかもですが一応。特に新色の黄色に合うケースはマジで少ないです。

せっかく自己主張激しい黄色のiPad買ったんだから、できれば色が見えるケースを買いたいですよね。しかし、このiPad 第10世代は、前作の第9世代とは勿論なこと、ほぼ同サイズと言われているiPad Air 4やiPad Air 5とも大きさや厚みが異なっています。

本当に微妙な差ですが、高さと幅は1mmずつ、厚さは0.9mm違うことがわかります。これは前述しましたが、iPad 第10世代がフルラミネーションディスプレイではないことが影響しています。

タブレットとかのケースって、少しでもゆるく作ってあるとすぐ外れたりして使い物にならんくなるので、ガッチガチの寸法で作らないといけないんですよね。逆に言えばこの2つ両対応を謳うケースがあったら、Air5とかで使うと支障が出ると思います。(試してないから知らんけど)

よってケース作ってるメーカーは、iPad 第10世代向けにケースを新たに設計しなければならないわけです。まぁ設計変更なんてAir5向けのやつを少しいじればいいんでしょうが、設計変更して製造してってやるのには結構時間がかかるわけです。以上が対応ケースがまだ少ない理由だと思います。

現状、黄色のデザインを活かせるケースがこれくらいしかないのでこれを使ってますが、このケース結構重いです。ただでさえ分厚いiPad 第10世代に重いケースつけたら持ち出す気力は無くなりますよねー。

今後軽量化されたケースが出てくることに期待です。

 

③電池持ちはiPadではかなり良い方

初期レビューでも書きましたが、電池持ちは僕が他に所持しているiPad mini 6や、11インチiPad Pro 第3世代、12.9インチiPad Pro 第3世代と比較して、圧倒的に良いです。SoCが良い意味でも悪い意味でも古いA14なので、それと大容量バッテリーを組み合わせたら電池持ちが良くなるのは当然かも。

今の僕のiPad 第10世代の使い道は、あまり外に持ち出さず家で動画とか見る用で、大したことしていないので、夜に充電して昼間は充電器に全く繋がないことが多いです。年末年始卒論から逃げて結構ゴロゴロしてたので、かなり使いましたが、全然電池が減らなくてビビりました。

最もこの点はiPad 第9世代でもそうだったのかもしれませんが、僕の持ってるiPadの中で圧倒的にバッテリー持ちが良いのでここは特筆できる点でしょう。最もAndroidタブレットとかChromebookの方が電池持ち良かったりするんだけど

 

④ペンを使わずコンテンツ消費するのには割と最適かも

これは他方面で騒がれてることなのであえて書きませんが、iPad 第10世代のApple Pencilの仕様はあまりにも救いようが無いし、サードパーティ製のペンも結局こいつでは側面充電できないので、このiPad 第10世代はペンを使う用途には全く向きません。まぁ、iPad2台持ちで、普段はiPad mini 6に側面充電式のサードパーティ製のペンをつけといて、使うのはiPad 第10世代で…とかもできますが、結局クソめんどいのでやめた方がいいです。(実際にやった) ペンを使いたいならこいつは全く買うべきでは無いです。

でも別にiPadってペンを必ず使うものでもないですよね。適当にYouTubeとか見るなら絶対iPad使うでしょ。わざわざPC付けてみる??(人次第かもしれん)

第9世代のiPadと比較して、動画を見るという点において、改善されている点が2点あります。

1.ステレオスピーカーになった

2.画面の比率が少し縦長になり、横にした時に16:9の比率に近くなった

これだけでもかなり動画視聴マシンとして優秀な性能を持っています。ただこれだけだと他の格安タブレットでよくね?ってなると思います

実際それはそうです。格安タブレットでも上の2つの条件を満たしてYouTubeまともに再生できるやつなんていくらでもあります。なので動画視聴専用にはお勧めしません。

ただ別にYouTube以外にも、例えばスマホゲーとかをやったりするといった用途もあると思います。ブルアカとかね。プロセカとかも多分動くし。格安のAndroidタブレットじゃこの手のゲームってかなりきついと思います。特に音ゲーは論外

こういったスマホゲーまで含めて「コンテンツ」とした時、こいつはコンテンツ消費マシンとしては結構有能じゃ無いかなと思います。

 

以上が1ヶ月使ってみた感想です。ぐたぐだだったね。

 

最後に1番重要な「値段分の価値はあった?」というところについて。

結論から言うと68,800円の価値は無いです。

ペンはまともに使えないからコンテンツ消費タブレットになってるし、それだけのために最低7万…ってのはなんかのおふざけかと思います。しかも68,800円で手に入るのWi-Fiモデルの64GBだしね。なんなんだよ

ただ、このiPad 第10世代が悪いタブレットかって言うとそれは無いです。勿論悪い点も大量にありますが、前述の通り家でコンテンツ消費するタブレットとしては超有能です。電池持ちも良いから充電器に繋げてうぜーみたいなこともないし。mini6とかすぐ電池切れるからね。

僕的には5万円半ばくらいから買えたらかなりお得だと思います。どうせそのうち値下げすると思うんでそれを待ちましょう。

iPad 第11世代では流石にApple Pencil 第2世代に対応してくれ。してくれたらマジ完璧。あと値下げしろ。以上です。